Firebase プロジェクトやアプリの管理に関する予備知識
本記事では Firebase を使ったアプリ開発を始めるときに最低限押さえておきたい基本的な構成要素(プロジェクト、アプリ、アカウント)を、GCPとの関係についても簡単に触れながら見ていきます。 【目次】 [1]はじめに [2]Firebase を利用するための予備知識 (1)Firebase の基本的な構成要素 (2)料金プラン [3]Googleアカウントと Firebase コンソール (1)Firebase を利用するGoogleアカウントの準備 (2)Firebase コンソールへログイン [4]プロジェクト (1)Firebase のプロジェクトを概観する (2)プロジェクトの作成 (3)プロジェクト情報の確認 (4)プロジェクトの削除 (5)複数のGoogleアカウントでプロジェクトを管理(共有)する (6)サービスアカウントの作成 [5]アプリ (1)アプリを概観する (2)アプリの登録 (3)アプリの構成情報の確認 (4)アプリの削除 [6]利用するサービスの設定 [1]はじめに Firebaseは、「モバイル・Webアプリケーション開発プラットフォーム」( Wikipediaより )です。 Firebase https://firebase.google.com/?hl=ja Firebase は「構築」「リソースとモニタリング」「エンゲージメント」といったアプリのライフサイクルの多くをカバーするサービスを多数提供しています。モダンなアプリを開発する際にはとても重宝するサービスだと思います。 ところで、部分的に Firebase を使うことは難しいことではないのですが、Firebase のサービス内容やアプリ開発に関することが多岐に渡るため、全体像の把握が難いと感じることもあります。 そこで本記事では手始めとして、Firebase を使ったアプリ開発を始めるときに最低限押さえておきたい基本的な構成要素(プロジェクト、アプリ、アカウント)を取り上げます。 また、Firebase はGCP(Google Cloud Platform)上に構築されていますので、GCPとの関係についても簡単に触れることにします。 (追記:2021/12/13) 本記事は Firebase コンソールを中心に書いていますが、Firebase ...