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RPA / Power Automate Desktop を使ってWindowsアプリを自動実行してみた

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本記事では、私のような初めて RPA を使う人が、非常に単純な作業の自動化をどの程度の期間で実装、運用できるものなのか、という事例と、実際に使ってみた印象をメモします。 【目次】 [1]はじめに [2]Power Automate Desktop を使ってみる [3]フローを作って画面操作を自動化してみる [4]使ってみた印象 (1)習得時間が短く、アジャイル的に作れる (2)フローを共有して複数のPCで並列実行が簡単にできる (3)最初のとっかかりが分かり難かった (4)アクションに用意されていない処理は厳しい (5)自動化対象のソフト側の問題やフローが止まる問題 (6)思ったより画面操作の動作が遅いが、思ったより愚直に動こうとする (7)VBA との使い分け [5]最後に [1]はじめに 以前の記事『Puppeteer を使ってウェブスクレイピングしてみた』では、Puppeteer を使って Chrome の操作を自動化して Webスクレイピングを行った経験を書きました。 今回はブラウザではなく、Windows ネイティブアプリの画面操作を自動化する機会がありました。 具体的には、ある Windows ローカルアプリの画面から条件を入力してデータファイルを作成することを数万回繰り返すというものです。 作業そのものは非常に単純なものですが、数万オーダーのサンプルデータを作ろうとすると、個人の手作業ではとてもじゃないけどできません。 肉体的に大変というだけではなく、抜けや間違いなく条件を入力できていることを保証することも難しいし、何より、精神的に耐えられないと思います(笑)。 そこで思いついたのが「RPAを使ってみよう」でした。 (Wikipedia) ロボティック・プロセス・オートメーション(robotic process automation、RPA) とはいっても、私はこれまで RPA に触れる機会がなかったため、どのような製品を使えば、どの程度の期間で目的とする作業の自動化ができるのか、全く見当もつきませんでした。 本記事では、私のような初めて RPA を使う人が、非常に単純な作業の自動化をどの程度の期間で実装、運用できるものなのか、という事例と、実際に使ってみた印象をメモします。 なお、私は今でも RPA の