Googleナレッジグラフの検索APIを使ってみる(Google Knowledge Graph Search API)
本記事では、Googleのナレッジグラフとは、そしてそれがどのような情報を持っているのかを、技術的な詳細には立ち入らずにみていきます。 【目次】 [1]はじめに [2]Google Knowledge Graph Search API (1)GCPでの準備作業 (2)留意事項など [3]APIの利用方法 (1)HTTPリクエスト (2)ブラウザから利用する方法 [4]具体な検索結果の例 (1)基本的な検索(queryの指定) (2)言語(日本語など)を指定 (3)タイプを指定して検索対象を絞る (4)エンティティIDを指定 (5)言語を複数指定した場合 [1]はじめに 例えば、Googleで「東京タワー」を検索すると、右側に東京タワーに関する概要や所在地、ウェブサイトなど、様々な関連情報が表示されます。 これは「ナレッジパネル」といわれるもので、以下のように説明されています。 ナレッジパネルについて( https://support.google.com/knowledgepanel/answer/9163198?hl=ja&ref_topic=9164489 ) ナレッジパネルは、ナレッジグラフに存在する対象(人、場所、組織、物事など)を検索したときに Google に表示される情報ボックスです。 Google 検索のナレッジグラフとナレッジパネルとは( https://japan.googleblog.com/2020/05/KnowledgeGraphKnowledgePanel.html ) ナレッジパネルは、検索された人物、場所、モノに関する主な事実を表示することでそれについてすばやく理解し、トピックに関する情報を簡単に調べられるように設計されています。ナレッジパネルの情報は、まるで巨大なバーチャル百科事典のような「ナレッジグラフ」に基づいています。 これらによるとGoogle検索の右側に表示される「ナレッジパネル」の情報は、「ナレッジグラフ」をもとにしているようです。 この「ナレッジグラフ」とは何でしょうか? 少し情報が古いですが、Googleのナレッジグラフの考え方は以下のページに説明されています。 Introducing the Knowledge Graph: things, not strings( https://blog.g...